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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(霊)自殺の名所&ダム予定地


20代半ばの頃、暇を持て余した(霊)自殺の名所&ダム予定地友人達がとある自殺者が多く出るスポットに肝試しに出掛けた


流石に有名になりすぎていて防止対策が幾重にも施されていたそうで近く迄は行けたらしいが断念して戻って来たそうだ


「で、結局何にもねぇし見られねぇしでつまんなかったんだよ」


「…そうなんだ?」


「やっぱ何か起きねぇと話してもつまらねぇよな?○○(俺)も」


「…そんな事ねぇよ?」


友人は真顔に近い俺が余りにもショボい肝試し話に退屈しているかと勘違いしている様だった


そうじゃなくて。


今お前の横に立っているオッサンはソコで拾って来たのか?

何か物凄い形相でお前睨んでるけど何か余計な事でもしてきたのか?


って聞きたくなる位ヤバく見えていた


まぁ言っても本人には見えないし無用に怖がらせても逆にヤバいので黙っておく事にした


心霊スポット巡りをする人は気をつけて欲しい


視えないからと言って「いない訳じゃない」し憑いて来ないとも限らないのだから。


ーーーーーーーーーーーーー


同じく20代半ばの頃、友人達に誘われ某ダム予定地に出掛けた


建設反対派に圧されて未だに完成していないが当時は直ぐにダム湖に沈む予定の集落を見に行こうとなったのだ


ソコは数年前、自殺者がミイラ化して見つかった場所で霊が出ると噂になっていたのだ


閉ざされたフェンスを突破してその集落に降りて行こうとなったのだが途中で大きな土砂崩れの跡を見つけて近寄る事も叶わずスゴスゴと撤収した


友人達は口々に不平不満を漏らしていたが俺はそれは運が良かったと今でも思っている


だって散々文句を言いながら車に戻ったらその車の横に普通に「居る」んだもん


特に嫌な感じは受けなかったから視えない事にしてやり過ごしたが


万が一集落迄降りていたらもっと酷い事が起こっていたかも知れない


最近そのダム建設が再開するという話が持ち上がっているのでふと思い出した

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