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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(人)メク◯


子供の時のトラウマ話を一つ。


小学校低学年の時に母親と母の友人達の旅行に連れていって貰った


当時から銭湯に1人で行く位の湯船好きな俺は露天風呂で既にテンションMAX!


ショボいゲームコーナー程度しかない寂れた宿だろうが何のそので大浴場に何度も足を運んだ


母親達が夕食後の宴会で飲み潰れてしまい暇だったのでまた風呂に入りに行こうと思い立った


時刻は多分午後の11時を少し回った位だったと思う


そのホテルの大浴場は地階にある為廊下の先にあるエレベーターに向かおうとしたのだが

何故か廊下が夕食辺りの時間に比べてやけに薄暗く非常口の明かりが眩しい位にまで照明が落とされていた


少し恐さを感じながらも廊下を進んで行くとエレベーターの前に白っぽい塊が幾つか蹲っていた


「なーんだ、人か」


良く見れば按摩のオバチャン達がフロアに直座りをして何やらひそひそ話をしていた


当時視覚に難がある人が多い職業だと認識していなかったので普通に挨拶をしようとしたその時

近づいてくる足音に気付いたオバチャン達が一斉に俺の方に顔を向けた


薄暗いロビー、落とされた照明に照らし出されたオバチャンの目は白く光っていてビックリした

異様な光景に先程までの安心感は吹っ飛び慌てて部屋迄逃げ帰ったのを覚えている


書き綴れば大して怖くもない話だが幼少期に衝撃を受けた恐怖体験だった

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