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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(霊)会社の倉庫


この話は中途採用されて入ってきた俺より年上の部下から聞いた話

(仮にAさんとする)


Aさんは結構職を転々としてきたらしく一つ前はとある場所の倉庫で働いてたらしい


Aさんはフォークリフトを使って発泡スチロールのロールを積み上げていく仕事だったみたいで

遅番ともなれば朝方迄1人で荷受けして積み上げを請け負っていたんだと


梅雨時の晩、嫌な湿気に辟易しながら作業をこなしていると高く積み上がったロールの隙間を

何か白いモノが高速で移動しているのが見えた


(何だろう?)とは思っても忙しくて確認する暇がなくてそのまま作業を続行した


休憩&交代の時間が来て待機していた同僚にこの話をすると


「あー、見ちゃった?」


どうやらその倉庫ではその白いモノは有名らしく見るとその人は早々に辞めるらしい


辞める理由は聞かずになるべく気にしない様に勤めていたんだけど事故起こしてね…


そう寂しそうに話すAさんが見せてくれた傷は深く抉れた様な大きな傷だった


噂では子供の霊らしい位しか分かっていない謎の存在


ただの偶然かも知れないけど「辞めざるを得ない」事情に追い込まれていたとしたら相当悪質だ

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