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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(人)暴走行為

体調不良等で間があいてしまいました


少し多めに投稿したいと思います


若い頃ヤンチャしてた友人の話


有り余ったエネルギーを発散すべく夜な夜な2輪で暴走していたそうな


パトカーも事故を恐れて深追いはしないと分かっての行為だからもうやりたい放題


今冷静に考えれば無駄な行為だと理解出来るが当時はそれに命を掛けていた…そうだ


ある日いつもの様にバイクで流して町外れに差し掛かった時の事


数メートル先に紐?ロープ?みたいなモノが道路を横切っているのを見つけた


まぁそんなのお構い無しに爆音で通り過ぎ、少し先でUターンして戻ってくると


電柱とガードレールの隙間からそのロープの端を持つオッサンの顔が見えたそうだ


手前で停まって良く見るとそのロープは反対側の電柱にくくりつけてあり


勿論走行中に張られれば2輪は転倒を免れない


怒りとも殺意ともつかない感情が起きてオッサンを睨んだがオッサンの鬼気迫る顔に負けたらしい


その後すぐに友人は子供を孕ませて2輪を卒業、家族の為に良い父親を目指したそうだ


オチはこの後訪れる


数年後、子供も元気に育って小学生になり友人もPTAに参加する等すっかり毒気が抜けた


ある日PTAの総会があって参加すると交通安全の話になったそうだ


ソコで率先して話していたのはあの日鬼気迫る表情でロープを握っていたあのオッサンだった


以来友人はそのオッサンの挙動にビクついているらしい

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