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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(霊)轢いた?


地元の北部は山が多く県境ともなるとつづらおれの道も少なくない


あれは二十代後半位だったか


その県境の少し先に住む友人宅に寄ったその帰り道


その道は夜ともなると道行く車も本当に疎らで付近はコンビニすらない山道で

見知った道という事もあり少し油断もあったのか結構ハイペースで帰宅していた


少しブラインドカーブを抜けてアクセルを踏み込むと突然左脇に人影が見えた


「危なっ⁉」


回避出来るタイミングではなかったが可能な限り回避行動を取り停車した


(人轢いちゃったのか?てか何処から出て来た?)


と頭の中はぐちゃぐちゃだった


とりあえず当たった衝撃はなかったが車を降り人影がいた付近まで走って行った


…誰もいない…


見間違いではない、確かに人影はあった


淡いパステルカラーのコートを着たショートヘアーの女性が…?


ここで不可解な事に気付いた

今は夏、蒸し暑い夜にコート?


あ、こりゃヤバい…

実際人がいないのを念入りに確認してから急いで車に戻った


その後は麓のコンビニに着く迄記憶が曖昧だ


結構な頻度で通っていたあの道であんな経験をしたのは後にも先にもあれ一回きりだ

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