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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(虫)大量発生


語りたくなかった話を2つ


あれは小学生の頃だったかな?


歩道橋に何故か大量の「蛾」が死んでいた


どういう理由かも考えたくないし今もゾワゾワしているがとにかく足の踏み場もない程大量にいた


俺の家は歩道橋とは反対側だし使う事もなかったからその異常事態に気付いたのは放課後、

友達の家に遊びに行く約束で偶然それを知ったのだ


個人的に虫系が苦手なのでどうやって反対側に渡ろうか?と呆然としていると

丁度同級生が帰宅途中だったらしく俺に声を掛けて来た


「○○ー、何やってんの?」


記憶は薄いが多分目の前の惨状を話して通れない事を訴えたんだと思う。


「何だよ、こんなの大した事ないじゃん!」


この友人の言葉から後は今でも鮮明に覚えている


彼は俺に見せつけるかの様に地面に落ちていた大量の蛾を踏み潰しながら歩道橋を登って行ったのだ


「ほらな?全然怖くないよ!」


友人の足元で潰されていく蛾…


ブチュ、とかグチャッ、とか音がしそうな光景に俺は吐き気を覚えてその場を逃げた


以降俺の最大の敵は蛾になった


特にモスラのミニチュア版みたいなあのプックリした蛾を見たら奇声をあげてしまう位


。。。


虫を嫌いになった最初の要因は恐らくカマキリだったと思う


幼稚園の年長か低学年辺りだったかは定かではないが


庭で茶色い変なモノを見つけた


枝にしっかりとくっついた巾着みたいな不思議なモノ


何も知らない俺は特に何も思わず部屋に持ち帰り兄貴の机の引き出しにしまっておいた


もう大方の人は予測がついただろう、「孵化」したのだ


母と兄貴に怒鳴られながら大量に孵化したカマキリを泣きながら片付けたトラウマで触れなくなった


今でも時折夢で見る位強烈な体験だった

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