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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(人)感動の押し売り


怖いというより胸糞が悪い話


小学生の頃、学校がやけに同和教育に熱心な時があった


俺らの担任が新任の女性だったんだけど正義感からか他のクラスと比べても遥かにヒートアップ


何を思ったか生徒1人1人の先祖を調べて部落出身の生徒を探し出した


ある日のホームルームでいきなりその生徒を前に呼び出し


「えー、○○ちゃんのご先祖様は所謂部落の出です」と宣言


知らなかった生徒はショックで号泣


担任はお構い無しに


「例え○○ちゃんの家が部落の出でも差別しないで仲良くしましょうね」


号泣してた生徒がひきつけを起こして救急車を呼ぶ騒ぎに


事情を聞きにきた教頭が経緯を聞いて真っ青になって担任を教室から連れ出した


部落出認定された生徒はそのまま次の学年まで不登校、年度が変わって少しして転校していった


担任はその日から学校に来なくなって代わりに教頭先生が授業を受け持つ事になった


子供だったから先生(担任)はどうしたんですか?って直球で聞いた生徒がいて


教頭はしどろもどろになりつつも


「先生は事情があって学校に来られなくなりました」


と返した


何故担任があれほど熱くなったのか、生徒を槍玉に上げたのかも一切謎のまま同和教育は終了した

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