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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(謎)地方の総合病院


俺が住む町の中心部には近隣の医療を担う総合病院がある


中で勤務する医師は大学病院から派遣されたりして地元民の信頼も厚い


…のだが俺はその病院は大嫌いだ


何せ俺の周りの人間はその病院で誤診されて酷い目を見たとか言う話が沢山あるからだ


事実俺自身も救急搬送されたこの病院で誤診され、疑ってセカンドオピニオンを受けていなければ今こうして生きていなかったのだ


俺の母方の祖母はこの病院に入院中に大腿骨を骨折、その後弱って逝ってしまった


知り合いも潰瘍だと診断され一安心していたら実は末期の進行がんであっと言う間に他界した


あんなザル診療で良く訴えられないな、という個人見解なのだが近所、特に高齢者の信頼は厚い


「○○さんが腎臓悪くして○○○病院に入院したのよ…」

「あそこは○○病院(大学病院)から先生が来てるから大丈夫よ、きっと」


こんな会話を聞くと他人でも


「あぁ、無事帰れると良いな…」


と願ってしまう程なのに相変わらず病院の駐車場は満車になる位混雑している


(もしかして保険金欲しさにわざと此処に来て(来させて)るんじゃねぇの?)


と勘繰っているが多分気のせいだろう。…多分。


因みにセカンドオピニオンで緊急転送された時、この病院に行くと隊員に言われたが


「絶対嫌です!○○(大学病院)にして下さい!」


と必死にお願いした


今曲がりなりにもこうして生きているのはこのお陰だと思っている

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