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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(人)ホームシック


二十歳位の時、高校の同窓会に誘われ参加した


就職した者、進学して1人暮らししている者等近況を話あっていると


クラスの中でも仲の良かったグループで自然と固まって話していた


進学組のA子も今は東京の大学に通い1人暮らしをしているという


まぁ良くある1人暮らしの苦労話とかを笑い混じりで話していたのだがA子の話は亜空間過ぎてドン引きした


「ほら、1人で部屋にいると寂しいじゃん?だから私、鏡を置いて話ながらご飯食べてるんだよね♪」


「「「「!?」」」」


ホームシックになって泣いたとかよくある話の斜め上から来た衝撃発言にその場にいた皆が固まった


「…鏡に話しかけてんの?」


「うん、誰かいるみたいで寂しくないよ?試してみて‼」


…試せねぇよ、そんな暗黒裏技…


その後会話の主導権を握ったA子は次々と衝撃発言を繰り出しその場を凍り付かせていた


二次会で別行動となった俺と数名は本人の前ではとても言い出せなかった言葉を吐き出した


「そんなに寂しいなら実家に戻ったら良いじゃん…」


A子と別れた後も小一時間位はA子の奇行に話が持っていかれたのは今となっては良い思い出だ


因みに数年後、A子から久々に連絡が来た時は懐かしさでつい話し込みそうになったが

アムウ○イに入信(?)したそうで早口でシステム説明しだしたA子を何とかあしらい

その後即座に着信拒否したのは言うまでもない


鏡とおしゃべりしてた頃から壊れてたのかな?

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