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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(人)ピッキング?


友人宅で宅飲みしていた時の話


当時親からたんまり仕送りをして貰っていた友人宅で飲みながら麻雀でもするか、となって男四人でジャラジャラやっていた


深夜を過ぎると安いアパートなら牌をかき混ぜる音で苦情が来そうだが

彼の部屋は2LDKのマンションで防音も良さげな部屋に住んでいた


皆が欠伸をし始めた3時過ぎ、ちょっと休憩を入れようって事で各々漫画を読んだり寝転がったりしていた


すると玄関の方から「ガチャ…ガチャ…」とドアを開ける音がする


「アハハ、キッチンの方暗いから泥棒に狙われてんじゃね?」


とか適当に言っていたのだが少しするとその音も止んでまた静かさが戻って来た


「マンションの住民が酔っぱらって部屋間違えたのかもなー」


なんて誰かが冗談を言った次の瞬間


ギャガガガガガッ!


何か金属が擦れ合う様な激しい音がドアから響いて来たのだ


「おい、これガチで泥棒じゃね?」

「通報だ!」


と騒いでる内に部屋の主が


「オラァァァッ!」


とか騒ぎながら玄関に突進してドアを開けようとノブを捻った


バギンッ!


何か嫌な音がしたので皆が注目していると


「ドアが壊れたっ!」


と騒ぎ始めたので一同大パニックに陥った


結局内側からは開かず駆けつけた警官に事情を話して大家を呼んで貰い鍵屋を呼んで開けて貰う事になった


友人は一時的に鍵屋の料金を立て替える事になったが5万近い金をポン、と出して皆からは「一生ついて行きます‼」と崇められていた


鑑識?みたいな人が来てドアを見ている間俺達は警官に質問をされていたのだが


終わった時に警官から恐ろしい事を言われた


「君たち運が良かったねぇ、手口の荒っぽさから言ってもしドアをこじ開けられてたら殺されてたかもね」


検分が終わった後でドアノブを見せて貰ったら電動ドリルみたいなモノで強引に破壊されていた


電ドリとか用意してる輩は中に人がいても平気で襲って来るそうだ


友人が内側からドアノブを破壊していなかったら…と思うとかなり命拾いした感じがした

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