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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(霊)毛皮のコート


小さい頃、家族で何かのイベントに出掛けた時の事


まだ幼稚園児の俺は帰り道の車内で睡魔に襲われた

風邪を引くのを心配した母が毛皮のコートを上から掛けてくれた

暖かく母のつけていた香水?のせいか甘い香りに包まれてうとうとしていたのだが

暫くして猛烈な臭さに驚いて目を開けたら白く濁った目が覗いていた


後部座席には母と俺の二人だけ、運転席の背もたれと母の足の間に人が入る隙間なんてなかった

幼い俺にはそんな状況判断が出来る筈もなく「あぁ、誰かが見てる…」位でまた眠りに落ちた


この異様な体験に気付いたのは小学校高学年の時


母にこの話をしたら「そんなバカな」みたいな反応をされて良く考えたらそりゃそうだ、となった


逆に当時その異様さに気付いていたらどうなっていたんだろう?

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