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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(人)護身術


友人が以前勤めていた会社は女性スタッフメインでその為か定期的に護身術のセミナーがあった


痴漢されたらこう、暴漢に襲われたらこう、と実践的に教えられたらしく

友人と飲むと男性陣は実験台にされていい迷惑だった


暫くしてその友人と飲む機会があったのでまた実験台を覚悟したのだが何故か絡んで来ない

酒も深くなって「得意の護身術はお披露目しないのか?」と聞いたら暗い表情で語り出した


ある夜、残業で遅くなったスタッフが暴漢と出くわし襲われそうになったそうだ


護身術を習って気が大きくなっていたその女性は逃げずに立ち向かい…

心と体に傷を負って精神を病み、間もなく退職したらしい


護身術をかじってなかったら逃げて助かったのかも…と議論が行われ以降セミナーは中止となった

お陰で実験台にはされなくなったが後味が悪い話だった

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