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『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
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(人)駄菓子屋


小学生だった頃、近所にはコンビニもなくお菓子とかは全て駄菓子屋で賄っていた

駄菓子屋の中でも学校に一番近い駄菓子屋は俺の親とも顔見知りで良くしてくれた


あれは多分暑い夏の日だったと思う


放課後文房具を買おうと店に寄ったのだがオバチャンがいない

いつもなら店の奥にある椅子に腰掛けて出迎えてくれていたのにその日は電気もついていない

何度か呼んだが返事もないので仕方なく店を出て帰りに出くわした友達と遊んで帰宅した


翌日、その駄菓子屋の軒先は白黒の垂れ幕で塞がれていた

店番中に体調が急変してその場で倒れ、夕方息を引き取ったらしい

当時はオバチャンが死んだ事がショックで考えが及ばなかったが

少し大人になってから思い返すと罪悪感で一杯になった

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