表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
11/441

(祟り?)橋の袂(たもと)


俺がまだ高校生だった頃、近くの橋の(たもと)に1人のホームレスが居着いていた


普段特に接する頃がなかったので何かあった訳ではないがそんなある日


その袂で火事がありそのホームレスは焼死してしまった


原因は定かではないが噂ではそのホームレスの失火が火元だと言う


それから暫くしてその橋ではホームレスの幽霊が出るとの噂が立ち始めた


曰く真っ黒に焦げた何かに追われたとか他愛のないモノだったが

噂を聞き付けたDQN達が夜な夜な来ては騒ぐので近隣住民は相当な我慢を強いられた


それから二夏ほど過ぎた頃だろうか、噂もだいぶ鳴りを潜め騒ぎも一段落したと思ったら


DQNの1人がふざけて放った火が周りに燃え広がり内1人が焼死する事故が起きた


ホームレスの祟りか?とさもありそうな噂が駆け巡りまた心霊スポット化するかと懸念されたが


その夏の大雨で橋桁ごと流されてしまいその後利用者も少ない事から撤去されてしまった


今では朽ちた欄干が少し残されているだけになってしまったがそれでも噂を聞きつけた人間が

僅かながらも訪れるらしい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ