表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『奇憚(きたん)雑記』  作者: とれさん
103/441

(霊)夕暮れ


子供の頃、今よりも夕暮れ時の寂しさは何とも言えないノスタルジーを感じたものだ


あれは小学生の秋口あたりだったろうか?


例年よりトンボが多く飛び交って捕まえたりして遊んだ帰り道

通りすがりの一軒家の軒先におばあちゃんが座っていた


「こんにちは」


視線が合った気がして挨拶をしてみたら微笑んでくれた様な気がしたので軽く会釈をした


翌日また遊び疲れて帰ろうと件の一軒家を通りかかった時

(あのおばあちゃん、いるかな?)

と何気に視線を送るとソコはもう何十年も人が住んでいなかった程の廃屋だった


怖くて駆け足で通り過ぎたあの家、数年後には取り壊されて更地になっていたけれど

あのおばあちゃんはまだあそこにいるんだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ