舞い降り…た?
ひゅ~~ーーーー……
どすんっっっつ!!
「いったーい!!!」
派手にしりもちをつくと、痛みで悲鳴をあげる。
「いたたたた…」
涙目になりながら自分のお尻をさする。
「なんなのよ、あのまもの…いきなりわたちにおそいかかってきて」
う~、と唸りながら立ち上がろうと体を前に倒し地面に手を着く。
「…?」
はた、と気付く。
目の前には地面と、手。その手はやけに小さい。
誰かの手?いやいや、わざわざ自分の下に手を差し出したりはしないだろう。
と、いうことは…
「なに、これぇ」
舌足らずな声が呟く。
体を戻し地面に座り込むと、手をグーパーグーパーと動かしてみる。
目の前の手はグーパーグーパーと開いて閉じる。
そこまでして、ようやく自分の体に目を落とす。
ちょーん…
という効果音が聞こえてきそうなほど、小さな体がそこにあった。
「なんなのよこれぇ~!」
舌足らずな声が辺りに響いた。
少女、もとい幼女は慌てふためいて自分の体のあちこちをまさぐる。
足。
「ちっちゃい!?」
腰。
「ずんどう!?」
胸。
「ぺったんこ!?」
illli OTL illliズーン
幼女は目に見えて分かるほど落ち込む。
「いったい…わたちのみになにが…」
はふぅ、とため息を吐く。
…ふと、顔を上げる。
「や、これはこれできょうみぶかい…」
幼女の目に輝きが戻る。
やがて幼女はんしょ、と立ち上がると辺りを見回す。
どうやら何処かの街のようである。両側を高い壁に囲まれた狭い路地の中。
壁の隙間から差し込む光を見て、夕刻位かと推察する。
「ちょりあえず、ひろいところをさがちまちょ」
幼女はおもむろに歩き始めたのだった。