魔法使いの島[マレフィカ・グリモ)に上陸する話の予定だったんだが、着替えるだけで一話使った
島に着いたのは正午くらいだった。
「あれ、確か、島までは三日くらいかかるっておっしゃてませんでしたっけ? まだ二日しか経っていないような……」と私が聞くとナギが答えた。
「あなたは丸一日気を失っていたのよ。だから私とても心配して……」そういうとナギは私の左手に右手を絡めてきた。俗に言う恋人つなぎというやつだ。
「ほう。あなた方何かあったんすか?」じーっとパラスがこちらを見る。
「まあいいでしょう。そうやって近くにいてくれた方がこちらとしても都合が良い」というやパラスはばさっと街灯を脱ぎ去った。露出が多いを通り越してツーピースの水着だった。そして胸がでかい。今まで暗いところでしか見なかったから気にしてなかったけど結構色黒なんだな。
「薄々感じているとは思いますが、この島は暖かいので軽装で大丈夫ですよ。何着か水着を用意しておいたので好きなのを着てください。サイズまでは計ってないので合うかはわかりませんが。お二人は肌が白いので私みたいな露出が多いのは避けたほうが無難でしょう。地肌を出すと後が痛いですよ。
そういえば、アルテミシアさんは魔法使いという人種に会うのは初めてでしたかね。面白い人たちですよ」
「面白い? あれが?」珍しくナギが嫌そうだった。
「ではお二人は服を着替えてきてください」
二人で服を着替えに行った。
指定された場所には、10着程度水着がかかっていた。また、薄手のローブのようなかぶるものも何着かあった。
「さて、お姉ちゃん、どれにする?」
「アルテミシアの服は私が選んであげるね」
お姉ちゃんは昨晩のこともあってか楽しそうだ。
「さあ、服を脱いで」
私は服を脱ぐ。
「昨日も思ったけどアルテミシア、からだの小ささの割の胸大きいよね。そうするとこれかこれ……。でもこっちの水着のが可愛いな。着られるかな?」
ぶつぶつ言いながら私の裸と水着を見比べている。
私はしばらく待っていたが終いにはムーっとなってお姉ちゃんに言った。
「私も選ぶー」
「お姉ちゃんこれなんか似合うんじゃない? 青が静寂って感じする」
「あなたの栗色の髪には、やっぱり同じ色のこれがいいかなぁ」
「じゃあお姉ちゃんも銀髪に合わせてこの白い……」
こんなやりとりをずっとしてた。
「お二人とも遅いですよ。何してるんですか?」
どのくらい時間が経ったか覚えてないが、パラスが迎えに来た。




