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神話の始まり(設定に凝って長くなったので、面倒くさい人は、読むのが面倒くさい人用のまとめを読んでください)

 今から二千年の昔。地中から魔動石がいくらでも見つかった時代。サナカ大陸は悲しみに満ちていた。魔動機関の力の進歩により多くの人を殺すことが可能になったサナカ大陸では、戦争が絶えなかった。のちに、百年戦争と呼ばれるこの戦争は、大陸全体の人口を最盛期の6割にまで減らしたと伝えられている。戦争が終結するめどが全く立たぬまま、魔動航海術の進歩によって交流が生まれた暗黒大陸と新たな戦争が始まった。


 そんな折、のちに主神として名を馳せるデッドロック・プラウメアがある神器を発見する。その名は、神玉。触れたものを神にし、あらゆる奇跡を起こす黒色の玉である。心やさしき青年であったデッドロック・プラウメアは友人であったグリモと共に玉を研究し、戦争を終わらせる方法を思いついた。


 その方法とは、魔動機の動力源であった魔動石をすべて異世界に捨てる、という方法である。あまりに非現実的な方法であったが、神玉にはそれだけの力があった。


 計画は実行に移された。魔動石は世界から失われ、神玉自身もその力のほとんどを失った。


 魔動石を失った二大陸は大混乱であった。大陸間の交通は完全に停止し、多くの人が母大陸を離れ難民として取り残された。


 デッドロック・プラウメアは神玉の残された力を利用して神になった。司る力は信頼。人を信じることに長けたデッドロックは多くの民から信頼を集め、統一王国の王となった。デッドロックは当時大陸の首都であったサン・サナカに居を構え各地から心の正きものを選び新たな神とした。


デッドロックがまず神にしたのは、デッドロックの妻ブランド・メア・プラウメア、魔法使いグリモの二人である。ブランド・メアに関する説明はのちに譲るとする。現在の神聖メア帝国(サクラム・メア・インペリウム)の礎を築いた女性である。ブランド・メアは豊穣を司る。


魔法使いグリモは、魔動石なき後の魔法について研究していた。グリモは人や神獣の魂が持つ魔力に目をつけ、それを魔法として行使する術を開発した。それが現在の魔法の礎となり、グリモは魔法使いの祖と呼ばれる。グリモが司るは魔である。


三人は、協力して新たな仲間を探した。

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