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私が悪者なんです。

作者: 久原珠美

私が悪者なんです。



私の好きな人は私のことを好きだとわかっています。これは本人の口から聞いてることで、でも、彼氏彼女の関係ではありません。



私の好きな人、彼は私の友達の彼女に告白されたことがありました。彼女の申し出に彼は断りました。それも私は知ってました。

その後、彼女は他に彼氏ができました。けど、彼女は彼氏以外にも男友達がおり、その男友達に甘えられる子でした。私にはその感覚がわかりませんでした。




そしてある時、私は爆発しました。




彼と会える可能性があった日に、彼が用事以外のことをしていて会えなかったこと。

彼の事を好きかもしれないという彼女の書き込み。

彼女と彼の近い距離。



私は、元来、ストレス発散がうまくいかない子でした。自己完結でうまくまとめてたストレスも、多数重なったことにより、爆発しました。



私は彼女に、彼の事が好きで、彼女に嫉妬したことを話しました。それは感覚の違いであることもいいながら、辛かったと言いました。そばに居ないでとは言わないので、知っていてほしいといいました。




ただ、彼女は彼は私のものと聞こえました。彼女は納得ができませんでした。




その次に私は彼と話し合うためにメールをしました。しかし、彼は会わない方がいいといいました。

私は、また爆発しました。彼女がいいなら彼女のとこに行けばいいじゃない、と言いました。彼は私の発言と彼の思いに相違があることに気づきました。

話し合うなかで、私は落ち着きを取り戻しました。話し合うなかで、彼は私に、私の考えていることは妄想でしょう、といいました。私はその事はわかっていました。私には、そういう妄想を抱いてしまうぐらい、追い詰められていたのでした。




そして、私は、彼女に謝りました。




私が妄想癖でおかしな妄想をして、自己中で発言して、その発言で彼女を傷つけました。




私が悪者なんです。




何で辛かろうが、何で傷ついてようが、何でストレスを感じてようが、悪者は悪者なんです。

だれも、そこに至った経緯を知ろうとはしません。だから、悪者は悪者なんです。

だから、謝るのも悪者なんです。貶されるのも悪者なんです。謝られないのは悪者だからです。




悪者は悪者にしかなりません。

だから、私が悪者なんです。



どれだけ傷ついてようが悪者なんです。何も変わらない事に悲しんでも悪者なんです。全ては悪者だから。



私が悪者なんです。





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