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予告編 

 聞き込みをしても有力な証言は得られなかった。刑事たちは一旦警視庁に帰り、テレビを着けた。時刻は十一時になろうとしていた。

「犯人はどうするかが楽しみです」

 木原がそう言うとニュースが始まった。

『ニュースです。昨晩東都公園で殺人事件がありました。現場には赤い落書きが書かれてあり警察は犯人の足取りを追っています。臨時ニュースです。先ほどのニュースの殺人犯からビデオレターが届きました』

 そして犯人のいう予告編が流れた。赤い文字でJと書かれた静止画が映されて変声器でナレーションが流れた。

『私は映画監督。今劇場型犯罪をテーマにした映画を取っている。まず生贄として東都大学の生徒、大森茂を殺した。次はマスコミと警察、そして野次馬に次の殺人現場を探してもらいたい。ヒントは渋谷にある壁に描いた頭文字Jの落書き。見つけることが出来たならその勇気を称えて一億円を与えよう。賞金は壁の近くに隠した。見つけてくれるなら何をしても構わない。ただし期限は今夜午前零時。タイムリミットが過ぎたら、ラストにふさわしくどこかに仕掛けた爆弾が爆発する。警察の皆さんにヒントです。爆弾は赤い落書きが見える場所に仕掛けました。もしかしたら罪のない人も死ぬかもね。さようなら』

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