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小包

 木原と神津は名刺を持ち、鑑識課に向かった。そこには北条がいる。

「ちょうどよかった。脅迫状の鑑識結果が出た。まず薬きょうに付着した血痕は大森の血液と一致した。脅迫状からは指紋が出た。容疑者の指紋があれば照合もできる。最後に、面子の指紋は前課のある白井のものと一致した。白井は現在ロンドンに滞在しているので犯行は不可能」

 木原は北条に名刺を渡す。

「この名刺に付着した指紋と照合してください」

神津は刑事部長室にいる。千間に同様のことを報告するためだ。

「なるほど。これが鑑識の結果か。物的証拠も出てくるかもしれないな」

 その時千間の携帯が鳴った。相手は菅野だ。

「例の小包の中身の確認に付き合え。分かった」


 それから三十分後千間は刑事部長室で小包の開封に立ち会った。

 北条が小包を開ける。中身を見た千間は内線で組織犯罪対策課に報告した。

「拳銃だ。運び屋は何者かに狙撃された」


 千間が内線で報告している間菅野の携帯が鳴った。井伊尚政からだ。井伊の報告は菅野の表情を険しくした。

「物的証拠がでましたか。その証拠は裁判の証拠にはなりません。でも構いません。こちらは逮捕できる目途がたちました」



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