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特級 超筋肉型物理特化魔法少女 リズ覚醒 魔術武装開放 |魔甲武者紫電《まこうむしゃしでん》 装着

「なんだい?バウアービビっているのかい。」ライオさんがからかうように言った。

「びびってんじゃねえ、チソコビンビンになってんの、こりゃ久しぶりにそそり立つぜぇ」バウアーが明るい口調で言った。

「こそこそ話は終わりました⁼~?」30メートルほど離れた場所からマルルがこちらを煽るように大きな声で聞いてきた。

「いや~どう解析の時間稼ぎをしようか?」バウアーが言った。

最終の刻(ファイナルストップ)はバウアーにとって初見の魔術であるため、魔鏡反響するには魔術回路解析する必要があった。

ここでバウアーはどうマルルの妨害を受けずに最終の刻(ファイナルストップ)を解析しようか悩んでいた。おそらく、最終の刻を解析していることがマルルに認識されたとしても、ぶっつけ本番の魔鏡反響を試みようとしていることがばれることはないはずだが、解析の妨害をされる。

その妨害をどう乗り越えようか、そう悩んでいたその時、

「その時間私に稼がせて頂いても、よろしいでしょうか?」リズさんがおっとりとした口調で言った。

「おいおい、あんたは魔術学園のころから優秀な魔法使いだが、さすがに魔王軍四天王を足止めすんのは無理があるんじゃねえか」バウアーが訝しむように行った。

「そっかバウアーは知らないのか、リズが特級魔術師となった理由、それは魔法使いとしての技術が優秀だったのもあるが、その本質はリズの圧倒的筋肉と強化魔法による戦闘力だ。」少し笑いながらライオさんが言った。

その瞬間、リズさんがハロウィンのような黒いローブを脱いだ、その瞬間リズさんの背中に現れたのは、鬼神だった。ハロウィンの魔女の仮装のような黒いローブを勢いよく脱いだリズさんの格好は白いスポーツブラのような物と、白いショートパンツというシンプルなものだった。

だがその隙間から見えたのは豹やパンサー、チーターのようなふくらはぎ。使い込まれた棍棒のような大腿四頭筋、板チョコレートより硬そうな腹筋。そして重機のような上腕二頭筋、背中に宿る鬼神。

それを見たあたしの印象は野性の猛獣のような無駄のない筋肉のように感じた。

「速度 強化魔法 豪速(マッハ)肉体 強化魔法 二殺(バイキル) 展開 対象 自身」そう唱えた瞬間リズさんの筋肉は一気に膨れ上がる、その迫力は猛獣以上いや魔獣のような感じかもしれない。

「魔術武装開放 魔甲武者紫電(まこうむしゃしでん) 装着」リズさんが言うとともに、魔法陣が形成され、その魔法陣が紫色の雷のような光を帯び始めリズさんの体を覆うように広がりやがて、和風な甲冑のような形に魔法陣が変形しムキムキのリズさんに装着された。

「少女よ、リズさんの100m走のタイムは魔法使っていない状態だと5.8秒くらいなんだ」ライオさんが自分のことのように言った。

「ええ、速すぎでしょ」私は驚きながら言った。

「強化魔法と魔装解放を使った時のタイムはね、」その次を言おうとした瞬間リズはすでに一歩目を踏み出していた。踏み出した凍り付いた地面が砕け散った。そして雷が落ちたような轟音が響くより先に30mほど先にいるマルルの首をリズさんは右手で引きちぎっていた。なんと一歩で30m先のマルルの後ろまで到達していたのだ。

そして、雷のようなゴーンという音がマルルの首から血が噴き出るとともに鳴り響く。「、0.105秒なんだ。」ライオさんが言い終わった。

「魔族の首というのは案外もろいのですね。」リズさんは笑顔でそういった。

「あなた本当に人間ですか?」驚いたように、マルルの生首はリズに向けて言った。

「はい、かわいいかわいい特級筋肉魔法少女ですよ。」とても純粋無垢な笑顔でリズさんはそういうと、マルルの生首をボディビルダーがパフォーマンスでリンゴでもつぶすみたいに軽くぐちゃりと握りつぶした。

「魔族の頭って柔らかいんですね、昔つぶした元カレの睾丸よりもふにゃふにゃだわ」リズさんは恐ろしいことを言っていただが、その姿はただただ美しかった。そして何より怖かった。彼女自身の奥底に眠るとてもとても冷えた怒りを感じた。

「三十億回これを繰り返すつもりですか」マルルの顔はとても自然にとても笑顔できれいにねじ切られた首から生えてきた。

その姿があまりに自然だったからかとてもグロテスクなはずなのに嫌悪感を覚えなかった。まるで切断された木から新しい枝木が生え変わるみたいだと思った。

私は小さいころアンパンマンを見た時ですら少し気持ち悪いと感じたのに、本当にこいつはザナークが言っているように動物というよりは植物に近い存在なのかもしれない。

「こんなことを繰り返すだけであなたを殺せるんですか?魔王軍四天王って意外と弱いんですね」上品に煽るようにリズさんは言った。

「はい、私はとてもか弱い生き物なんです。だからおとなしく少女をこちらに渡していただけませんか。」演技をするようにリズさんの怒りをまた煽るようにマルルは言った。

「私か弱い生き物はか弱いって自分で言わないと思うんです。というか、650歳のおばさんが自分のことをか弱い生物って言っちゃうの少し痛くないですか?」煽るようにまたリズさんが返した。

「痛いですかあまり考えたこともない感情です。あなたのおかげでまた新たな感情に出会いました。ありがとうございます。」感謝するようにマルルはお辞儀をした。

「どういたしまして」リズさんが淡々と言った。




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