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スポ少の指導者 〜子供のやる気搾取、決めつけ発言、チーム内差別…現在の職場では御法度がスポ少では許されている件〜

作者: コイコイ

「下手くそ!〇〇下手くそやしパス出すな!」

「練習してへんやろ!」(言われた子は自主練している)

これらは実際見聞きした事であるが、その他に人前で子供を罵り貶す。

現在、会社(仕事)でやった場合、問題になる事である。



指導者(上司)から子供(部下)と当てはめた場合、不平等な立場から一方的に決めつけたり、反論する余地もない。

そして、残念ながらこれを聞いた子供チームメイトにまで波及する。

それでいじめまがいな場面に遭遇して、子供本人から聞き指導者に言ったことあるが「そんな事ない、また注意して見ておく」のみ。

学年が変わり、他に辞めた子もいて少しは環境変わったが、根本は変わらない。

子供は自己肯定感が失われ、ミスしないようにだけ気をつけプレーにも影響し悪循環。


指導者は口では何かと言うが、勝ち負けの結果にこだわり叱咤。

褒める事は少なく、少しプレーが劣っている子が成長しても褒める事はまぁ少ない。

その子にとっての絶対評価ではなく、チームの相対評価の為、自己肯定感が育まれない。


簡潔に言うと、子供達の可能性を搾取している。

それは許される事ではない。

ましてクラブチームではなく、スポ少である。


スポ少とは、

「一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する

スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる

スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する」

となっているが、そうなっていないところもあるのが現状である。

残念ながら、見ていて子供達から笑顔が減っていっているのをこの目で見ている。

スポーツの歓び=勝つだけではない。

指導者も金銭もらっている訳ではないと言う人もいるだろうが、ボランティアだろうがなんだろうがハラスメントは許されない。

また、一部の指導者は子供より子供の母親と話す時間が長い事もある。

どこに目を向けているのか。



会社・仕事ではハラスメントに厳しくなった。

それは様々な問題が起き、紛糾し、社会問題になりメディアに取り上げられ、誰も無視出来ない状態になったからであると思う。


子供達は楽しみで始めたのに、いつしか子供の笑顔は減り、涙まで流す。

そこにスポ少の理念は断じてない。


全てのスポ少チームではないが、そういったところもあるのが現状だ。

会社だって全ての会社がホワイトではないが、ブラックが許される社会ではない。


スポ少の1つのチームという閉鎖された空間では長年続けてきた指導者が絶対的である事もある。

残念ながらそれが良くない方向に行った時に自浄する事は難しい。


ハラスメントが許されない社会になった時のようにメディア等に取り上げられ、社会問題になってクローズアップされない限り未来の可能性を搾取される子供達は生まれてくる。

それはスポーツに限らず、人格形成等に関わってくる事であり一生を左右する。

スポ少で指導者をする方はプレーだけでなく、子供達の人格や自己肯定感からくる精神的な成長に関わっていると責任を持ってほしいし、無理ならボランティアでやらないでほしいしボランティアを免罪符にしないでほしい。


前からある問題であると思うが、少子化で大切な子供達が自己肯定感を持って成長できるように、また時代は進んでおり、いつまでも古い体質でほっておいておかれる事なく、会社のハラスメントの時と同様に一刻も早くクローズアップされ、社会問題になり、この問題に取り組まれ、将来の子供達がスポーツを通して健やかに育つようになってほしい。


最後に子供(部下)は駒ではなく、一人の人であり対等であり、どんな理由があれハラスメントは許されない。

子供達の可能性がスポーツによって奪われない事を強く願う。

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