平熱36.5℃? そんなに低くないでしょ? 37℃くらいで寝込まないでよ
他人事ですがムッとするものを見たんです。
妊娠した。悪阻に苦しむ私に旦那は「病気じゃないんだから甘えるなよ」と言ってきた。出産後のワンオペに「疲れてる? 俺だって疲れてるよ。一日家に居て、女の癖に家事もろくすっぽしないで甘えるなよ」と言って来た。私が旦那と別れを決意するまでそう掛からなかった。
……離婚には弁護士を挟んだ。養育費の件もあったし、慰謝料の件もあった。私は旦那に言われた事は全て証拠として残していたから有利な筈だった。だけどーー、旦那も証拠を持っていた。
ーー37℃くらいで寝込まないでよ。大袈裟な。平熱が低いからしんどい? 確か36.5℃でしょ? そんなに低くないじゃない。
ーー仕事で疲れた? 男の癖に情けない事言わないでよ。排卵日なんだから、今日がチャンスなんだよ。不妊でもないんだからそこまで必死にならなくて良いだろって? はあ? 不妊じゃないけど、そう簡単に妊娠はしないんだから! ってか不妊だったらアンタのせいじゃないの? アンタのタネもアンタの稼ぎみたいにろくな事無さそうだよね。私が男だったら、アンタの倍は稼いでたわよ! あ〜あ、女って損。女だからアンタより仕事出来ても、アンタの半分しか稼げないんだもん。
エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ………、
旦那は言った。
「君は優秀なんだ。僕が頑張って1やる内に君は2をしてしまう。僕が10やれば君は20だ。そんな君が僕よりもだらけて、僕よりも仕事をしないんだから、最低でも僕の倍は怠けているんだろ?」
私の残した証拠より、旦那の残した証拠の方が大きかった。慰謝料は寧ろ私が払う事になったが、旦那はまた言った。
「要らない。だから養育費は請求しないでくれ。事実はどうでも良い、気持ち的に僕の碌でもない精子が働いたなんて思えないんだよね。」
……こうして私達は別れた。原因は私のモラハラで、私の味方だった筈の弁護士さんからは冷たい視線を向けられた……。
平熱36℃台の全員かは知りませんが、発熱37℃はしんどいです。確かに食事や風呂でそのくらいまで体温が上がる事は珍しくないし、その時はしんどくも無いので、「微熱じゃん」とか「そんなに低くないじゃん」とか誤解する人も居るかもしれませんが、病気じゃない原因で一時的に体温が上がるのと、病気で発熱するのとでは全然しんどさが違います。もしこの状況で「さっさと仕事行けや」とかパートナーに言われたらキツいですね〜……。
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前作への評価、ブグマ、イイネ、大変嬉しく思います。重ね重ねありがとうございます。