表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
性格少女  作者: アップルパイ船長
3/3

第2話 2人の少女

「とりあえず名前を」

名前を聞くことこれがまず一番大事なことだと思う。すると青髪の少女は手に持ったスケッチブックでなにかを書き始めた。書き終わる前に金髪の少女が言う。

「私は強気よ」

だと思った。つり目で攻撃的な視線、これで強気じゃなかったらなんなんだ。青髪の少女も書き終わったらしくこちらにスケッチブックを向けてきた。

『私は無口です』

わざわざ書く必要ないような。そう思っていると。

「無口は言葉を喋れないんですよ」

明るいがフォローを入れる。 なるほどだからさっきから喋らないわけか。

「さ〜て。公さんの荷物整理終わったら、夕ご飯にしますか!」

そういえば大きな荷物を送っといたのを思い出した。

明るいは料理の支度をするとキッチンへ行き。俺と残りの2人で荷物を運ぶことにした。こんな時1番困るのが話のネタがないことだと思う。なにせ1人は無口、1人は敵意むき出し、これじゃ会話にならないわけだ。しかしこの状況これから2年間暮らしてく仲ではきつい。

「今日はいい天気ですね〜」

絞り出した渾身の一言。正直自信はない。

「はぁ、もう終わるでしょ」

案の定冷たい返事。もう1人からは返事もされない。それはしょうがないけど。

そんな感じで荷物を部屋に運んでいった。俺の部屋は二階にあるこじんまりとした部屋にベッドと机が置いてあるとこだった。とりあえずシンプルでよかった、部屋まで豪華だったらさすがに寝れない。部屋の整頓をしていると

「ご飯だよー!」

明るいの声が聞こえた。もうそんな時間か。一階のダイニングに行く。

そこには豪華な料理の数々が。

隣では無口が目を輝かしている。喋りはしないが感情は表によく出すのだとわかった。

「はいはい、みんな席着いて」

「「「いただきます」」」

ご飯を食べながらずっと気になってたことを聞く。

「性格少女って何人くらいいるの?」

「何人と言われると‥」

「正直数えたことないからな」

こくっ←無口が頷いた音

「そんなにあやふやなのかよ?」

「はい。私たちが生まれてすぐどっか行っちゃったりした子もいましたから」

じいちゃん何してたんだよ‥

「それでいてどうやって探すんだよ」

「感覚でわかります!」

「それで人違いだったらどうすんだよ」

「うっ」

なぜだかわからないがショックを受けてる。明るいがいるだけでこんなに話しやすい。

「別にいなくても問題ないけど」

そんな空気が一瞬で冷めるようなセリフが聞こえた強気だ。

「そんな!みんなに会いたくないの?」

明るいが強気の顔をじっと見つめる。無口も抗議の目をしながら見ている。この空気嫌い。

「私はおじいちゃんの夢を叶えたいの!」

「もういない人でしょ。いいじゃんどうでも」

口論が続いて喧嘩はデットヒートしていく。アワアワして見守ることしかできない無口と俺だった

 

          ー1時間後ー


喧嘩がおさまり俺と無口は2人で家を歩いていた。

「あの2人いつもあんな感じなのか?」

『うん。喧嘩ばっか』

スケッチブックの返信がくる。とりあえずあの場はおさまったがまたいつ喧嘩するかわからない。不安と緊張の汗が額に流れた。

○強気 16歳 8月14日生まれ

好きなもの 宝石 モンブラン

嫌いなもの 立場が上の人 ドミノ

趣味 ネイル

・人を見下しがち

・髪は金髪のポニーテール身長は高めでスタイル抜 群で青のTシャツを着ている


いいね、感想よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ