表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/14

8.片付け

遅れてすいません!!後短かくてすいません!!この話は結構推敲しちゃうかもです......。



―――――――朝。



カーテンを閉めるのを忘れて寝てしまったので日光が顔全体を照らす。



「まぶしい……」



ぐっすり眠れた。

でも、喉がカラカラだ。水分補給しないと。重い体を起こしてフラフラと歩き始める。冷蔵庫を開けると2Lペットボトルの水があった。


柔らかい素材のペットボトルを掴んで開けたので水が少しこぼれる。だがそんなことは今は気にならない。

俺は水を一気に体に流し込む。



「ゴクゴクゴクゴク。ぷはぁ」



渇いてる時の水ほど美味しいものはない。満足して我に返ると、こぼれているところをタオルで拭いた。

体はまだ重い。だが昨日よりは良くなった気がする。


さて、また体調が悪くなると困る。池田さんが来る前に参考書を片付けて、シャワーを浴びよう。


たくさんの参考書を押し入れの中に入れていく。参考書をよく見てみると、どの教科がまったく勉強していなかったのかよくわかる。


使い古された数学の参考書には多くの付箋が貼られていた。


それに比べて英語ときたら……。英語に関しては買っただけで使わなかった本もあるくらいだ。


試験の結果でもそれはかなり顕著に出る。英語の結果は散々だったし、数学は良かった。


努力は目に見えるものだなぁ。


俺が英語嫌いになったのには理由がある。中学の時の英語の先生が嫌いだった。頭ごなしに生徒のことを否定する人で何か反論すると「子供だから〇〇〇〇」が、決まり文句。当時の俺は英語をやらないことが唯一の反抗になると思っていた。


逆に数学の先生は好きだった。いつも生徒の目線で子供の俺を同じ立場で大人として扱ってくれる。すごくまっすぐでとても不器用な人だったと思う。生徒が理不尽に学年主任に怒られた時はいつも庇ってくれるような人だった。


だが、今思えば好き嫌いでやるやらないを決めてた俺は相当なガキだ。


中学の下積みがない俺は高校英語でもついていけなくなる。その反面数学はめちゃくちゃできたので周りの人に頼られた。みんなから見る俺はできる人間だったと思う。


そして、そのプライドを守ろうと英語ができないことを必死に隠し続ける。


『できないことはダサい。聞くことはダサい』と本当に思っていた。


今思えば"できないことはダサい"のではない。

"できないままにしていることがダサい"のだ。


もし人生生まれ変われるなら次はちゃんと英語も勉強しよう……。


おっと。無駄なことを考えすぎたな。全然片付けられてない。早く片付けてしまおう。


押し入れの中を整理していると小学校のアルバムが見つかった。


うわ、なつかしい。見たいけど時間もないし、池田さんが帰ってからみようかな。

全ての参考書を片付け終えると、アルバムを押し入れの一番手前に置いて閉めた。


少し時間かかりすぎだな。体がさっきよりだるい。

池田さんも、もうすぐ来るな。


昨日は風呂に入ってない。流石にこの汗臭い状態で会うわけにはいかない。急いで入ろう。


シャンプーとボディソープはいつもより高いやつを使うか。体を入念に洗い、風呂を出た俺は彼女を待つことにした。



明日は18〜22時には投稿します。よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ