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第六話

(……私は今日、早く目覚めすぎたようだ。窓から外を見るとまだ朝日が登っていない。


すぐ隣では小さな寝息を立てて寝ているアイリスさんの姿が見える。


そもそも、一人用の部屋なのでベッドが二つもあるわけも無く……同じベッドで寝ている。こう寝ている姿を見ているとなんだか微笑ましい。


そう言えば、ルシフェルさんの姿を夜に見ないのだが、果たして何処に居るのだろうか?


私はそっとベッドから出るとささっといつもの軍服に着替え、9mm拳銃をホルスターに収め、マガジンを3個持ち、部屋から出て、廊下を歩いていき、そのまま外に出て訓練場へつく。


私は拳銃の安全装置を外し、リロードをする。


拳銃を両手に持ち、訓練用の的の中央に照準を合わせて発砲。


そのまま、1マガジン分である8発、撃ち尽くす。


8発目の空薬莢が地面に落ち、軽快な金属音を立てる。


……あぁ、全然当たらない。


はぁ、どうすれば当たるんだろう?)


「うん、狙いをつける時間が長い」


いやー、こんな朝早くから真面目だねぇ。


「へぇ?あ、アイリスさん、起きたんですか」


「えぇ、で、少し貸して」


「は、はい」


私はエリからハンドガンを受け取り、構える。


「姿勢と持ち方はOKなんだけど……狙う時間が長すぎるね。なんか長い時間かけて照準を合わせてた方が当たりそうなもんだけど、実際は目が疲れるからぱっぱと撃った方が良いよ、このくらい」


私は照準を合わせてから一秒くらいでトリガーを引き、発砲。


的の中央に当たる。


「す、すごい」


「このくらいなら結構出来る人、居るわよ。さ、あなたもやってみて。射撃は経験だから」


私はエリに拳銃を手渡した。


「りょ、了解です」


こうして朝の時間は過ぎ去っていった。


「結構当たるようになってきたわね……あ、そろそろ朝食の時間ね。ちょうど3マガジン分撃ち切ったしそろそろ食堂に行きましょ」


「は、はい。あ、でも空薬莢拾わないと」


「全部拾っといたわよ」


「アイリスさん、流石の速さですね……」


「だって拾わないと後で司令官にまーた小言、言われるもの」


懐かしいなぁ、私もこうやって朝早く起きて、練習してたことがあったなぁ。


私なんて姿勢はダメ、片目はつぶってるで散々だったけ。


私に射撃の仕方を教えてくれた斥候兵の人は今、何処に居るんだろう。


久しぶりに会いたくなった。

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