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chapter 2 − recollection − 5月7日

 ――― 5月7日


 僕はいったい何をすべきなんだろう

 何でこの大学に入ったのだろう

 父の呪縛から放れたかっただけなのだろうか


 入学式から一ヶ月以上が過ぎた

 他人からさせれてるもの以外何もない

 自分からすることも思い当たらない


 部屋の中ひとり

 差し込む光は僕の心まで照らしてはくれない

 テレビから流れる日常をぼんやりと眺める毎日


 僕の求め続けた自由ってなんだ?

 なんだったんだ?

 自由を語れるほど自分は正しいのか?

 今できることは?

 義務は?

 夢は・・・


 親の金にすがって生活してる自分にとって本当の自由なんて手に入らないんじゃないのか?


 ひとりぼっち部屋の片隅にうずくまってニュースを見続けてる

 こんなことがしたかったんじゃない

 こんなはずじゃなかった


 頬を熱いものがはしった

 溢れて止まらなかった


 情けない

 一人じゃ何もできない

 何をしていいのかすら分からない

 誰かに教えてほしい

 教えてほしい・・・


                                                                                                                                                                                                                         

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