表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/87

chapter 2 − recollection − 大学2年 7月1日

 ――― 7月1日


 もう限界かもしれない

 だんだん自分が分からなくなる

 こんな苦しみの中から何が生まれるとゆうの?


「裕矢どうしたの?」

 布団に包まり彼女に背を向けて眠る僕に問いかけてくる。

「私のこと嫌いになっちゃった?」

 その声は泣き声で

「他に好きな人でもできたの?」

答える僕の答えは

「・・・・そんなわけ、ないだろ・・・」

偽りなんだ。

 彼女を抱き締めるたびに罪悪感との葛藤に苦しめられる。

 彼女は僕が与える以上のものを望んでくる。


  心が痛い

  胸が苦しい


 心の中に広がるのは空虚な闇。

 その闇に飲み込まれそうになる。

 いくら僕が選んだ道だとしても、とてもこんな現実が正しいなんて思えない。

 真実は別のところにあり僕はそれを拒み続けてる。

 気の遠くなるような偽りを抱えて歩いてる。


  どこに向かって・・・


                                                                                                                                                                                                                                                                                         

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ