chapter 2 − recollection − 大学2年 6月25日
――― 6月25日
サークル崩壊。
大学側からの通告が下された。
サークル活動の無期限活動休止勧告。
「どうしてですか!?」
亜美の問いに答える事務員の説明は意外なものだった。
「部員数名からの要望よ」
杉本派が僕の名を出したらしい。
人を自殺に追い込んだ人がいるサークルが活動許可を得ているのはおかしいと。
僕に味方はいない
亜美と龍ちゃん以外誰も・・・
「・・・亜美ごめん・・・」
「・・・裕矢のせいじゃないよ・・・」
いないんだ