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chapter 2 − recollection − 大学2年 4月25日

 ――― 4月25日


 大学二年生になり早20日が過ぎた。

 サークルの勧誘やら学内のイベントやらで4月は終わる。

 一年の時よりも落ち着きをもって迎えられた春、振り返ればいろいろなことがあった。

 良いこともあれば悪いこともあった。

 悪いことと言っても、そのほとんどは自分の中で消化できたつもりだ。

 その中、心の重荷がただ一つ、杉本は相変わらず僕をゆるしてくれてはいない。

 ひたすら無視が続いてる。

 無理やり引き止めた時なんかは、殴り掛からんばかりの剣幕で睨みつけてきた。それでも危害を加えてくるわけじゃない。でもその瞳からは、以前より憎悪の念が増してるように見える。

 こんな状態がいつまでも続くくらいならいっそのこと殴られて終わり、その方がどんなにましか。

 彼はいったい何を考えてるんだろう。話し合わなきゃ何の解決にもならないんだよ。

 僕以外のみんなとは以前と変わらぬ態度で接してる。亜美や龍ちゃんとも仲良くやってるし。4月に入ってからは学校にも良く来てる。サークルの新入生勧誘にも顔出してたし・・・


 いったいどうしたいんだ?


                                                                                                                                         

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