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目ざめてドクロ様《改》

この詩集に、《改》の前のが入っています。

はずですので、読み比べて頂ければ、なぜ《改》書いたか、お判り頂けると思います。

いたずらで、カイカイいってる訳ではないと。

けっこうこのカイに限らず、カイは、良くなってる(秋葉竹調べ)のではないか?問題は、そんな簡単にカイカイするんなら、「最初っから、ちゃんとしなさいよね!」という声もあるだろう、ということ。

《この、冒頭二首は、なんなのよ?》

「アルコイの

バイオリン弾きのメロディーは

初恋まじりの 小雨でにじむよ


陽だまりの

ピアノの前で踊りたかった

笑って無理って決めたのは嘘」

《ホント、意味わからんよ》




《わたくしも、イヤですわ》

死人じゃない

同族嫌悪はイヤですわ

ビクともしないの鋼の心よ


《ふたりっきりで満足満足、だったのに》

あの時の

世界は私のものだった

あとから気付くな バカ者 ひとりよ


《荒々しいのも、良いもんだ》

この胸が

精緻な恋を忘れちまい

ただ燃え盛る かがり火で良い?


《それでも闘う心は、捨てない》

俺様を

骸骨呼ばわりする夢を

ふたりとも見た 沈む軍艦


《なにも死の前の決意が、絶対ではない》

勝てるかと

問われホールドアップして

死にゆくおまえに勝てやしないさ?


《憧れちゃうわ、そのお下品に》

常識が

存在しなけりゃ 俺様の

ガッハ グヘヘは 照れ笑いかも


《憧れ、自由な詩》

世間じゃあ

自由 なんて手に入らない

せめてお願いここでは夢を


《死んでもホントは喋らない》

どれほどの

望みを持っていたのだろう

いまわのきわにも 口一文字


《絶対自覚をしてたまるか、と?》

驚くわ

あたしこのへんだったんだ

あの夜の科白はホントとしても


《ンなわけ、ねーから、信じねー》

菊の花

漢字の謂れは象形と

ンなわけないけど信じてみちゃうか


《この愛の告白は、重いよ?》

どーしても

よって立つ杖がいる

「それがあなた」といっているんだ


《ワッハッハハハ》

子どもの頃

見ていたアニメの ドクロ様

貴方に勧誘して欲しかった


《なあてめえ、おれのよめになれよていいたい》

こんな声

「なあてめ おれんとこ来ねえか」

イヤっていうけど さらって行ってね


カイなのにもかかわらず、お読みくださりありがとうございます。


いいかげん、カイカイ、五月蝿い?

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