88/503
二十歳(ハタチ)にして心朽ちるな!
《大学時代》
なんぞ白髪を
待たんと訊かれた二十歳の夏
京賀茂川で真夜中水遊び
《ふられちゃった》
孤独でも
泣きたい理由が見つからず
バス停に待つ恋の脱け殻
《歌に詩は、勝てねーな》
歌手の人
あなたの凄さは時を超え
酔いどれ詩人の写真にピン刺す
《愛にも耐用年数ありました》
壊れた日
裏切られたら馬鹿ってことで
白物家電 洗濯機買う
《血を吐く詩を、と望んだ若き日》
喉の奥
咳こむ理由を飲み込んで
歌うか血を飲む似非不如帰
《シンプル イズ ベスト》
猿の眼で
排除されても良いのです
僕の想いは単純過ぎるし
《じゃあ、死ぬ、理由は?》
生き残る
理由があれば聞かせなさい
死神相手に空き缶蹴り付け
《泣き言ゆーな、女でしょ!》
寂しいと
泣き言 菜の花 畑の三日月
忘れちゃ駄目だよ 「一人で死にたい」




