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神恋うるこころをすてたあと
神恋うるこころ
──むかしの詩──
さがしてみ?
風吹く野原であそんだ日々より
静かにならない 高鳴る心を
恋したわ
それから一度も 忘れてない
星降る夜みた 神様 あなたに
うっさいわ
あたしはあたしで 楽しくやってる
それイヤなんは みているあんたや
恋心
ことばなんかで届かない
撫でて キスして 噛んで 食べたい
夕陽さす
むずがゆくなる いじらしい
あなた好きだよ ただのひとでも
夕焼けに
こころのまんなか 射抜かれて
負けてもいいよな この美しき都市
──いまの詩──
神恋うる
こころ清らに静かな目
けれど消せない 彼女の残像
嫌いだと
いってしまうと 嘘になる
彼女の哀しい 最後のプライド




