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半年
(短歌六首)
粉雪の午前1時の初詣ではぐれないよう握りしめる手
猫が泣く白昼3時の縁側で百日紅の木をみている如月
雨が降る午前5時半3月の春は名のみの不在のくらやみ
桜舞う午前6時の散歩道死ぬまでキライと云う四月馬鹿
耳元で午後3時半五月晴れ幸せだって真顔で囁く
すきとおる風が胸まで吹き抜けて午前5時半六月ようよう
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今年ももう半年経ちましたねぇ、という感慨を込めて。
お読みくださり誠に有難うございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。




