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もうゆめなかでときよ止まれよ



(短歌十首)


山山を

燃やしてしまう感もある

狂ったように赤い紅葉よ



漆黒の

空にぷちぷち穴を開け

冬の星座の光が漏れてる



やさしさが

夢の中ならわかるから

もうゆめなかでときよ止まれよ


ただ君を

好きだと云ったあの僕に

よくやったよと褒めてあげたい



両の手を

行き交うふたりの温もりよ

恋人結びというのも照れるね



夜の庭

枯れ木を揺らす風の神

すこし怒っているけど満月



片肘を

ついて食べてはいけないと

云われず育ち癖は抜けない



嬉しくて

涙が溢れて止まらない

そんな夢みて枕を濡らした



コンコンと

心の殻をノックする

音が聴こえて驚きみ張る目



泣く君を

抱きしめたくてもう一度

さぁゆめなかでときよ止まれよ








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― 新着の感想 ―
[良い点] どの首も素朴ながらも真心を 感じてとても心に残ります。 本当にいい歌だなぁと。 >漆黒の 空にぷちぷち穴を開け 冬の星座の光が漏れてる この発想がとても面白くて 愛らしさも感じました…
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