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エピソード
ただの嘘
ついているのと月光を
浴びた夜でも正しくなれない
風が吹き
君の黒髪さやさやと
やさしく香り胸にしみこむ
約束を
守れないんだ悲しみを
受け入れ微笑むなんてムリだよ
救えない
閉ざされた罪だきしめて
埠頭を歩く異国を夢みて
幸福は
ただ待っている君のまえ
バッと光ってすぐに汚れた
夏の朝
カーテンしてても明るくて
そんな中でも君に触れてる
めちゃくちゃに
されたいほどの愛もあり
壊れてもいい人生もある
エピソード
ひとつで恋を想い出す
輝く夏も終わりの夜も




