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『螺旋の風景 4』

月が 照り

よろぼう戦乙女の赤髪

疚しい過去などみっつしかない


なぜでしょう

蛇蝎の如く嫌われて

鏡の羅刹女 埴輪の顔つき


桜やむ

刹那あなたにキスします

そのとき慌てて眼を開けないでね


何処へ行く

この青い空続く水平

沖にかもめが片目瞑る日


思春期に

片目を瞑って歌い鹿

バカァバカァって街空駆けるぞ


十七で

片目を瞑って泣いちゃって

投降選んだ 逃げとか言うなよ


さあおいで

癒し放題癒してあげる

24時間営業中です


死なれても

僕の心は痛くない

涙の跡が傷になるかよ


待ちなさい

この世のあらゆる悲しみ引き連れ

たった今から死んでくるから


泣いてない

青鬼のリタに憧れて

愛して馬鹿みて なにが悪いか


大好きに

なるなよ あたしは長くない

悲しむだけなら とっくに忘れて


螺旋剥き

途切れることない青林檎

鏡の中までまふたつに切る


大好きな

螺旋の階を選ぶとき

鏡よ鏡を選ぶ人好き

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