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サンクチュアリの風《改》
昔描いて好きだったのを、少し直してみました。
大部分変わりませんが、ま、気持ち、良くなったのではないかと。
新しい歌としてお読みいただくのも結構です。
でわ。
羽根どもが
ダブルクロスを知りながら
天使を名乗る青天回廊
元気です
先ほどすこし危なかったな
宵やみ、みえない、おんなの涙
最新の
いちばん正しい優しさが
不実を取りだし、ウソさといいはる
負けません
そんなに哀しい眼つきで
構わないけど、やるせないけど
ほとりにて
湖面をみつめたころ落ちる
星は見えない、影になるから
鮮やかな
影であるから目立つから
ならば照れずに、光になりたい
フワフワと
書き損じた夢、モンシロチョウ、
羽ばたく夜から、好みの風ふく
蜃気楼
そんな名前で呼ばれた街に
架かって照れてる、夜の虹かも
その過去の
醜聞まみれで死ぬ人生、
夜を徹して拡散する街
このはなし
風の奏でる優しさで
洗い流して、くれはしないか
絶望が
おき捨てられたおとといの
流木刻んで、白鳥を彫る
造られた
優雅に羽ばたく白鳥を、
最果て夢と、呼んではダメか
なみだ拭き
かわいい白痴の顔で追う
サンクチュアリの風になりたい
お読みくださりまことにありがとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。
