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地獄の娘

五月十五日に書いた詩みたい。

あ、短歌か?

なぜか長い間、この詩集に入れ忘れていたみたい。

なぜか?

なぜかは、わからない。

てか、ただ忘れていることさえ気づかなかっただけ。


一応念のために書いておきます。

べつに理由はないのです、と。


べつに入れるのに相応しくないからとかそんな話ではないのです。

ただただひとえに、忘れてしまっていただけなのです。


あしからず。



恋する子、

どの子も業火の中にいる

まるで地獄の娘の隣に



ミシミシと、

昔の悪さが消えないで

首締めつづける永劫の闇



探しても見つからないのが一番星、

幸せの種、隣人への愛



臓器まで痛んだ悲しみ初めてで

両目に二輪の真っ赤な花咲く。



炬燵より

暖かい笑み浮かべてる

あなたに好かれ、深海魚になる


定め川

遡る熱、消え果てて

いく先知らずに彷徨う迷子か?



風の時、自由と悲しみ咲き乱れ

極彩色の世界に吹き荒れ




望まれない

夢の嘘でもかまわない

夢に意味など無いわと笑うわ




痛む血の

赤い月なら夜空から

枯れることなく降り注ぐ都市




黄昏が

すーっと闇夜に代わるとき

ガラクタ街を疾風が切る



その街の

その後は想像さえしない

悪魔の微笑み見た気がしたから。





お読みくださり、誠に有難うございます。

またお会いできる日を楽しみにしています。

でわ。

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