258/501
埋葬の街
てっぺんの強い陽射しが
僕を圧し
短い影にうめようとする
くちびるに当ててくれてる指さきを
タバコのつもりで
吸うのはダメだね?
あんなにも嫌われたなら寂しいが
あなたをみにくい
想い出にする
罪つくる
つもりでつくるバカおんな
「嫌ってよ」っていうのがバカじゃん
罪なんて笑い飛ばすよ足もとに
泣きたい欠片を
そっとうずめて
─────────────────────
なぜ、人はいない。
なぜ、どこにも、いない。
そんなことより、自分の気持ちが、はっきりとしている今このときを、決して、二度と、忘れない。
人は、たったひとりでも、生きていけるって、ねぇ、だれが証明してくれるの?
だれが?




