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あさのうた
洋館の
猫が呼吸をする坂で
バラの花舞う庭を眺めて
テーブルの
上に転がるキスの色
恋する涙を味わうレモンか
夢を待つ
布団の涙で目を覚ます
四時に呼び鈴アイツの寂しさ
聞く香水
えぐる記憶と去る言葉
傷口に浴び忘れる想い出
笑ってた
空とはなしができなくて
悲しくないから、ただ笑ってた
ひとりだけ
明るいレンズがキミをみて
笑いかけてる燃えている空
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「それでいい」の改訂版です。
どちらがいいのか、判断つきかねますが、こちらもいいんじゃないかと。
自画自賛(どちらを選んでも自画自賛)ですが。




