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季節はめぐり、めぐり合ううた
庭の木が
金木犀でよかったか
君とふたりの秋を洗うし
熱っぽい
欲望まみれの日本橋
この大阪に雑多の街あり
なにひとつ
してない約束、でも待つよ
はんぶん萌えてる、逢いたい情炎
やさしさを
からだの芯でとらえたら
そこから漏れだす《ありがとう》あり
燃える恋
剥がれた夢は、作り物
夢をみなけりゃ、やってられない
その朝に
《おはよう》という時間差で、
誰かの悪口、いう君がイヤ
せめて、その、
みんなに黙っていてください。
庭の金木犀に、萌え萌えですがね




