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泣く女
指先の
冷たい爪が心臓を
刺す日が怖くて深爪の秋
このこころ
情熱の赤と彼はいう
要は昨夜の血の色だけどね
片頬で
くちびるつりあげ闇の笑み
怯えを消し去り取り戻す夢
おんな泣く
返しに来てくれたのはからだね
こころは奪われ殺されバラバラ
海底の
あなたが魚にみえた日に
あなたを食べてみたいとねだった
「良い別れ」
そういう卑怯に目もくれず
悲しみ痛みにまず喚き泣く
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ここから先は、蛇足。
なんというか、ここで、おちゃらけるのも、ちょっとちがうと思うし、かといって、もうひと歌作るにしてもそれこそ蛇足になりそうな気がするし。
と、いっているまに、200文字は超えたようなので、このあたりで、終わるのだ。ふんとにもう。(あ、「ふ」んとに、は、わざとで。なぜなら、可愛いから。だな。なーに、いってんだか、ふんとに、もう!)