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貴女のことを好きな心が鳥になって飛んでけば世界中があたしのことを祝福してくれるのかもしれない《57577Ver.》
壮大な
計画をたてそのなかで、
ライバルの花、貴女と決めたよ。
血塗れの
指で撫でたいバラの花
約束破ってでも手に入れたい。
初めての
経験だったね、思うまま
やりたいままに、やれる情熱。
なにの罪?
好きになったらダメだとか
世間を知らないあたしに教えて。
てか、それが
ホンキで罪というのなら
ならもういいよ。罪人でいい。
ライバルと
いっちゃう貴女にビビってる
収まるところに収まれ。心よ。
純度だけ
痛くなるほど高い傷、
たったひとつの愛情だったの。
わらったよ、
さまよい歩いた春の宵
梅の香の庭、優しい目をして、
届けたよ?
ホントに好きだと言ったでしょ、
聞こえてきたのは黄昏ブルース、
ねぇ、貴女のそばにいさせて。
あ、忘れてしまいそうな計画を思い出した?
そうだよ。
ねぇ。
貴女だけ
好きな心が鳥になり
幸せの山の彼方まで飛べ
その嘘を
あたしは知っても、間違わず、
祝福するんだ、祈りにも似た
なら、あたし
もう一度だけ、あの頃の
天使に戻れる、夢みてもよい?