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化石恋
照明に
濡れた花びら目を伏せて
嫌ってほしいし、憎んでほしい
恋しくて
声を凍らす粉雪に、
降られた鼓動は、自由になれない
純粋を
このワンピースに縛りつけ
まるでバカの子みたいに乱れる
かえりたい
運命よりも、とおい月
届くはずない憧れにも似た、
蛇にキス
しているなんて言えないよ
だってみんなに嫌われるんでしょ?
時が砂、
おとす小瓶のような影、
いっさいがっさい触れられない鍵
高らかに
歌う天使の守護のもと
失恋革命起こそう片恋
ねぇ、あなた。
こころの化石を発掘し
肉づけしてみて、惚れてもよいわよ