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火星の美少女(57577Ver.)


孤独とよぶ、

ヒロちゃんという美少女が

火星へ行くって、うそ聞く恐怖を


火星には

小雨が降ると、なぜ嘘ついた?

ヒロちゃんの眼を怖れて見返し


ひとりだけ

瞳も震える美しい人、

それは、ヒロちゃんだけだったから


暗闇を

流星の滝、音も無く

水平線へ、堕ちゆく矢印


裏山の

くらい神社の境内に

流れる祈りの、叫びは絶望


魔の黒さ

熊ん蜂とぶ凶暴さ

星は堕ちたりする、狂う夜


そのかわり

星は真白なヒロちゃんを

連れて帰ってしまう火星へ


こころ刺す

置き去りにされた悔しい気持ちを

熊ん蜂さす針より冷たい


なぜうそを

ついてしまったという悔恨

チクチクこころを針で刺されて


その針は

尖ったまち針、刺すのは、ヒロちゃん

一心不乱で、こわくて、かなしい


火星には、

風さえ吹かない常識を

知ってつく嘘、冷たい世界の


僕の嘘

信じてくれてるフリのヒロちゃん、

僕のことが好きなのだろうか?


(なーんて、ね。)


でも、あの日

嫌いだったら、あんな顔

しなかっただろ、泣き出しそうな眼


その顔が

長いお別れゆえの凍えと

気づかずサヨナラしたのと嘘つく


好き?嫌い?

べつに聞かなくてもいいし、

聞いたら嫌いになれるの?ヒロちゃん



どうしたら

貴女にもう一度でも逢える?

その避けられない運命さだめの問いかけ


手放せない

貴女の想いの熱さなら、

僕を嫌って、くれるのでもいい


おぼろ月、

孤独でもいい、うそでも強がる。

あの美少女の、無視だけがイヤ






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