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ある夏の終わりに《57577Ver.》



陽光が

ささない岩影ひんやりと

海水冷たく、声さえ遮る


ただ悲しい

気持ちを無視して掬う水

心を保たせ、つづけてきた水


震える指、

あなたに触れたの、甘噛みで

噛み付かれたのは夏の終わりに


憂うる眼、

まるで愛情万華鏡

私の願いは、あなたに触れたい


言葉には

意味がないというこの街で

あなたを攻める言葉だけある


悲しみを

せおって空からやってきた

孤独なモノクロ、ピアノの音色


ちゃんと見て、

紙屑のふりのラブレター

玩具を買ってとせがむ目つきの



それだけ、って!

このたいせつな宝箱

開かずの鍵を持ってた奇蹟


折れないの?

紙ヒコーキがとばないように

私はなにもしないみたいだ


寂しい4時、

ベッドの上にはりつけられた

この夏もっとも汗ばんだ、愛


罰と呼ぶ?

愛がそこにはあるはずだ

届かない手のさきにある愛





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