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それでも後悔してもよい?
白夜などこの大阪にあるわけない
涙でつくる白い冠
憎めたらすべてひっくり返るのに
この、このこころのままにならなさ
ずるいのよ、あなたを信じて傷ついたのに
あかねの空みて小さなほほえみ
赤と黒、その鮮烈な超カラー
地獄の沙汰さえ罪に問う恋
静かだと晴れた夜空の月みあげ
きたないこころに光りを浴びたい
虎の食うやさしい歌を風雅という
竹林おかすな冷たい太陽
ひそやかな笑顔の写真のままの月
なにも知らない美しい月
鳴った瞬間、こころの自由を失って
恋などまぼろし、後悔する鐘