156/500
こなごなの心のかけら(57577Ver.)
こなごなの
心の欠片、拾いつつ
おこなわない善、このまま生きるか。
よく読もう。
見えない希望が振り回す
絶望している、気にさせる文字。
陽気に、ね、
笑っているふりも、疲れたよ。
空は意味なく、ひたすらの青。
ねえぇ、雲?
真っ青な顔して、かなたの山まで、
空の青なら、横たわっているけれど。
えッ?なによ、
だからどうした、ねぇ、雲よ。
見ているだけでも、答えはあるだろ?
夜空には、
見ている全てを掻き消しちまう
石灰色のギロチンが待つ。
なにひとつ、
嫌なことなどないけれど、
マイノリティーなことばかり、也。
なんどでも、
なんどでも、「ねぇ、聴こえない?」
さびた言葉が、届かない夜。
疲れたよ。
体の真ん中、疲れきってさ、
そっと立っていることさえできない。
とろけ出す
脳みそ、暗黒、不幸せ。
あしたをつかめず、この手を洗おう。
『絶望』って?
言葉いがいは、よく知らないけど?
ああ、もう。誰も。俺を許すな。
悲しみや
苦しみなんて知らないと
言い、言い、つづけて、生きねば、生きねば。